羽アリが飛ぶシーズン

気温が高くなったこの時期、
日中、目の前を小さな蚊のような虫が舞っているのが気になりませんか?
この虫、羽アリなんですよね。
シロアリに羽根が生えたやつです。

画像は今日、神社の境内で撮影したもの。
目の前をたくさんの虫が舞っていたので、木造の舞台の土台あたりを観察してみたら、
コンクリ製の土台の隙間からたくさんの羽アリが湧き出てきていました。
ヤマトシロアリの羽アリのようです。



シロアリには4種類の階級があるそうで、
1.女王、王・・・羽アリの一部がカップルを作って、産卵をする役割。
2.働きアリ・・・木材を食べるのが働きアリで、集団全体の90%が働きアリです。
3.兵隊アリ・・・外敵から集団を守る役割で、集団全体の3%程度しかいません。
4.羽アリ・・・集団が一定の数に達すると、新しい集団を作るために大量に発生します。集団の3~5%くらい。

飛び立った羽アリは地面に降り立つと羽根を落とし、雄雌カップルとなり、その中から女王、王が誕生。
新しい集団を作っていきます。それ以外の羽根を落とした羽アリは短時間で死んでしまうようです。

今回、撮影した場所には大量の羽アリが発生していますが、
これは全体の3~5%程度なので、地下には何十倍もの働きアリがいることになりますね。
羽アリを見つけたら、注意が必要です。

コメント