外国人観光客受入れ再開 京都の街はかつてのインバウンド需要が戻るのか?

 政府は2022年6月10日以降、外国人観光局受入れを再開すると発表しました。

限定しての受入れ

ただし、コロナ禍前のような状態ではなく、当面は青区分の国々のみの旅行業者等を受入責任者とする添乗員付きパッケージツアーのみの受入れとなります。

青区分とは以下の国々です。

アジア・大洋州インドネシア、オーストラリア、韓国、カンボジア、シンガポール、タイ、台湾、中国、ニュージーランド、パプアニューギニア、パラオ、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、香港、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス
北米カナダ、米国
中南米アルゼンチン、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、チリ、ドミニカ共和国、パナマ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア、メキシコ
欧州アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルメニア、イタリア、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、キルギス、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モナコ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア
中東・アフリカアフガニスタン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、イスラエル、イラク、イラン、ウガンダ、エチオピア、ガーナ、カタール、カメルーン、ケニア、コートジボワール、ザンビア、ジブチ、タンザニア、ナイジェリア、バーレーン、ベナン、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ、南スーダン、モザンビーク、モロッコ、ヨルダン、ルワンダ
*厚生労働省のサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/border_category.html)から引用
外国人観光客にはマスク着用を義務付け、さらに「外国人観光客の受入れ対応に関するガイドライン」の遵守を求めています。
(*遵守とは決められたことに従うこと、逸脱せずしっかり守ること)

この間、テレビのニュース番組で日本の観光客受入れ緩和について、外国での取材内容が報道されていました。外国人の観光は個人で行くことがほとんどで、自由な行動が制限される団体ツアーは避けられるとのこと。

規制は緩和されても、以前のような外国人観光客数に戻るには時間がかかるでしょう。

外国人訪日数推移

コロナ禍でどれくらい外国人訪日客が減少したのでしょうか?

JNTO日本政府観光局のサイトで提供されているEXCELデータからグラフを作成してみました。

2015年あたりから急激に増加した外国人訪日者数ですが、2019年までは急伸、年間3,188万人が日本に訪れていました。
世界中のコロナ騒動に突入した2020年には412万人、2021年には25万人と激減しています。

観光公害と騒がれた過去

訪日客がピークだった2017年から2019年には外国人観光客急増による宿泊施設不足、マナー問題などが起こり、観光公害(オーバーツーリズム)として騒がれました。
京都の観光地である祇園界隈では地元の自治組織が写真の無許可撮影禁止の呼び掛けを開始したのも記憶に新しい。

掲載した画像は2016年4月2日の桜の季節に京都岡崎界隈を散策したときに撮影したものです。バス停に多くの外国人観光客が列を成しています。
2016年4月2日の今出川通り

京都では外国人観光客があまりにも多くなったために、日本人観光客が京都行を回避したことで日本人より外国人の方が多いという現象が起こっていました。
僕は毎日通勤でJR京都駅を行き来していますが、すれ違う半数以上は外国人観光客でした。

コロナ禍過ぎて戻った日本人観光客

2020年、2021年とコロナによる行動制限の影響で京都の観光地を訪れる人は激減。僕もできるだけ出歩かないようにしていました。

2021年後半に規制が緩和され、京都の観光地には日本人観光客が訪れるようになりました。画像は2021年12月11日に産寧坂で撮影したものです。

2021年12月11日に撮影した産寧坂

日本人観光客が多く、インバウンド需要が始まった以前の状況に戻ったような雰囲気です。

外国人観光客が戻るには時間がかかるが、観光地は再びインバウンド向けに戻すのか?

インバウンド需要で宿泊施設が足らなくなったことでホテル以外にも民泊施設が増加しました。しかし、コロナ禍で観光客が激減したため、民泊施設は激減、ホテルも観光客減少に向けた対応をしています。

訪日規制が緩和され始めたとはいえ、いつまた新たなウィルスの脅威が来るかわからないし、世界情勢悪化の影響で訪日客の規制が入るかわかりません。

まずはこの機会に日本人観光客向けに京都観光の再構築をした方がいいのではないかと思います。

とはいえ、外国人観光客はこれから次第に増えてくるでしょうから、対応は必要ですが、必要以上に媚びる対応はしないよう心掛けが必要ですね。

コメント